少し早めの『夏は来ぬ』
またこの季節が来た。
写真は我が家の愛猫、三毛ネコの『ブーニャン』猫の衣替えである。
クシですいてもすいてもすいても抜ける冬の毛である。
我が家の季節の風物詩でもあるこの光景もあと何度見れるのか分からない。
父の他界とともにトラとブーニャンは愛知より大阪にやって来た。
八年目である。
御歳十六歳となる、人間の歳に換算すれば八十歳にもなる。
トラは昨年末にあの世に旅立ってしまった。
ブーニャンも最近病院通いが始まっている。
年老いたブーニャンと最後まで付き合いをしていくが、別れの辛さを知っている愛猫家達がいつまでも猫を飼い続けたいのが不思議である。
それくらい可愛く癒される『猫』なのであろう。
さだまさしが歌う『にゃんぱく宣言』の通りだと思う。
♫忘れてくれるな
俺の頼れる飼い主は
生涯、お前ただ一人♫
人の我がままで飼う猫を含めた全てのペット、その命を預かる人間には重い重い責任がある。
でもこれは人間の子供でも一緒かも知れない。
母親の我が子に注ぐ愛情は男親には分からない部分があるかも知れない。
在宅勤務はある部分今回のコロナの正の遺産だと思う。
24時間子供の相手をし、世話をする母親の大変さを仕事で見ることのなかった父親達は知れたのではないだろうか。
猫の衣替えの手伝いよりずっと大変なお母さん達の日常を知れたのではなかろうか。