我が家のトラ その2
時々居間で本を読んだり、手紙を書いているとトラが家内の椅子に座って私をジッと見ている。
家内がいるとテーブルに上がり家内に甘えるのだが私一人の時はそうではない。
知らぬ顔をしているが、なんだか見張られているような気がして仕方がない。
空気のような存在で共生するルールをトラが破っている。
何を考えているのだろう。
ずっと観察してきた猫は私には食べることと寝ること、外に出たら恋と喧嘩しかないと思っていた。
なんだか人間に見られているような気がしないこともない。
最近家にいる時間が増えた私が珍しいのか。
はたまたやはり変身の時期が近づいているのか、いやいやまだ15年そんなことはないだろう。
何を考えているのか分かりやすい奴なんだが、この時ばかりはそうではない。
次の行動を起こす日が来たら報告します。
その日まで私はルールを守って空気のような存在でいます。
猫らしいトラ