朝からパスタ
朝早くに腹が減って目が覚めました。
冷蔵庫を覗くとトマトが一つ、朝からパスタとしました。
ずいぶん前からどうして人に教えないんだと言われてました。
でも、タイミングじゃないと思っていました。
やりたいという気持ちだけで始めるものじゃないと思っていました。
仮に心技体すべてが揃うのが必要条件だとしたら、心技体の三つが充足されることは無いと思います。
今はなにかが欠けたままスタートしたらいいんだと思います。
まずはスタート、かも知れません。
人に教えるほどの技量は無いと思っていました。
しかし、家内に引っ張られて始めて思ったのは人に教えることの責任の重さでした。
その中で合気道に対する自身の考え方は以前に増して形成され、続けてきた事を人に教えない事の無責任さを思うようになってきました。
伝承する事に成長があります。
出会った多くの先生方に教えられたものを整理して伝えていく、誰にでも分かりやすく伝えていく、ここに自身の成長と伝えられる側の成長があります。
故市橋紀彦師範が、『互いを磨く砥石となれ』という言葉を残されています。
この言葉が今、阿倍野道場で皆さんと稽古し、いろんな子供たちと付き合って胸に沁みています。
決して若くない五十も半ばを過ぎたあの時が私のタイミングだったのでしょう。