スタンディングみや(でした。)

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秋の味覚

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家内が炊いてくれました。

秋の味覚です。

この時期はこんなのが一番好きです。

大根おろしをたくさん添えた秋刀魚の塩焼き。

皮を焦がした生姜たっぷりの焼きナスビ。

栗ご飯も、気持ちばかりの松茸ご飯もいいですね。

あとは果物、ぶどう、りんご、ラフランスも忘れられないですね。

どれもいいのですが、案外忘れられてしまうのがこのさつまいもご飯かも知れません。

父はあまり食べたくないなぁと言っていました。

戦後にサツマイモにご飯がくっついているようなさつまいもご飯を食べたようです。

自ら進んで食べたくはないって感じでしょうね。

 

なかなか塩加減と水の量が難しいこのさつまいもご飯、私は冷たくなったのが好きです。その方がサツマイモの味も米の味もよく分かるように思います。

弁当に向いているようです。

 

今年の秋の味覚に台風19号はずいぶん影響を及ぼしたのでしょう。

でも、想像するだけで気が滅入ってしまうので考えないようにしましょう。

時間が経つにつれ明らかになってくる尋常でない台風19号の被害の大きさに言葉もありません。

ただただお見舞い申し上げるしかありません。

 

台風が来るとすぐにリンゴの話題はあがりますが、サツマイモも毎回大変なことになってるんだろうと思います。

地面から顔を出すことなく生涯を終えるサツマイモがいるとしたら涙が出て来ます。

影が薄いですね、サツマイモは。

 

冷たいさつまいもご飯を美味しくいただきました。

 

肉も魚も金を出せば美味しいものは限りなくこの世にあります。

でも私は、宮沢賢治

『一日ニ玄米四合ト味噌ト少シノ野菜ヲタベ』

で十分です。

年齢によるリミッターがそろそろ効いてきたのか、もともと食べることに強い興味が無かったのかはわかりません。

 

でもやはりこの時期、焦げ目のついた秋刀魚の塩焼き、焦げた熱々の皮を冷水で手を冷やしながら剥いた焼きナスビを突きながら燗酒を飲む一晩があってもいいですね。

 

そして締めにはさつまいもご飯です。

 

秋の夜は更けていきます。