家族で料理の午後
最近スーパーできれいなじゃがいもを見かけます。
じゃがいもは北海道ばかりと思い続けていた私は家内から「この時期は九州からよ」と教えられました。
気になり調べると、北海道では寒い冬の終わった春に種イモを植え付け秋口に新じゃがとして収穫、九州では冬に植え付けられ4月、5月に新じゃがとして収穫し、夏の終わりに植え付けられた苗が冬、この時期にも収穫、1年に2期で収穫されるとのことです。
大きめの凸凹の少ないじゃがいもを選べばピーラーで皮を剥くのはお父さんにもお子さんにも簡単です。
じゃがいもで面倒な下準備はそこまで、あとはお気軽に料理して下さい。
私が簡単で好きなのは、『甘酢漬け』です。
甘酢は簡単です。
米酢に砂糖は多めに塩少々を適当にいれて鷹の爪を手でちぎって放り込み電子レンジで一度沸騰させます。
酢が角を落とし柔らかくなり砂糖も溶けます。
じゃがいもは適当に千切りにして水にさらし、沸騰した大目のお湯に塩を小さじ1杯いれて千切りをサッと茹で上げます。
☆ここが肝心、シャキシャキ感を残して茹で上げなければなりません。
ですから一呼吸くらいで上げてください。
あとは甘酢に合わせてしばらく置いて召し上がってください。
☆ビニール袋を使うと甘酢をたくさん用意しなくてもいいですよ。
家族それぞれが料理出来たらいいなぁといつも思います。
おふくろの味ばかりじゃなくてもいいんじゃないですかね。
特に最近の世の中では。
肉じゃが、カレー、オムレツ、ポタージュ、おでん、ポトフ(大学の同級生にポトフがおふくろの味と言う奴がいて驚きました。)、クリームシチュー‥‥ 。
じゃがいもを使った料理は案外手軽に出来るものばかりです。
日曜日の午後くらい忙しい皆が一つの食卓に集まる、その時の料理はお母さんの当たり前の仕事ではなく、誰かが作り出しそれを待ちながら皆で過ごすそんな時間が大切だと思います。
学生時代に合気道を指導して頂いた市橋師範には生きていく事すべてを合気道と考えるようにと卒業時に言われました。
市橋先生と我々は稽古の帰りに新宿の『アカシア』で安価なロールキャベツ定食を食べたり、都営住宅のご自宅に上げていただき先生自ら茹で上げてくれたうどんを腹一杯ご馳走になりました。
『食とは何ぞや』を市橋先生に教えていただいたように思っています。
冷える今晩、明日も寒そうです。
皆でお腹も心も温まるような団欒をいかがですか。