恵みの雨
恵みの雨と思えればよいのだろう。
出掛けや出た直後に雨に降られることが多い。
正確には『多いような気がする』かも知れない。
嫌な事が強く記憶に残っているだけかも知れない。
しかし、自宅のビニール傘の本数を見るとそうでもないようである。
家内にはスマホで降雨状況を見てから出たらいいと言われるが、自分の五感を信じたい。
それが今の傘の本数であるならば、私の五感はかなりの老朽化ということかも知れない。
最近のビニール傘の出来は良い。
歩いていても周りがよく見えるし、なによりも失くしても悲しくならない。
でも雨が降らねば傘は余計な荷物である。
物も情報も所有しなくなった時代の今、JRを含めて全ての鉄道会社で傘のレンタルサービスを始めてもらいたいものである。
数百円のデポジットを取って各駅で貸し出しのビニール傘を置いて欲しい。
管理はユーザーの善意を信用するか、ICチップを埋め込んでおけば管理は可能だろうし、雨の日の人の動きのデータも取れるであろう。
どの駅で借りてどこの駅で返すかは自由だ。
一つの駅に傘が偏っても電車で各駅に配ったらいい。
このコロナ騒ぎの時期、衛生面を気にするユーザーも出るだろうが、気にし出したらキリは無い。
使い捨てに近いビニール傘だから可能だと思うし、家にため込まれたその本数を見て限りある資源の有効活用になるとご賛同頂ける同士もいらっしゃるのではないかと思う。
加えて言えば大切に使ってもらうために傘を乾かしたり、たたんだりと単純な管理作業も出てくる。
環境問題に取組み、乗客へのサービス向上にもなる。
心あるどこかの鉄道会社が真剣に事業としての可能性を試算、検討してくれないものかと思う。