スタンディングみや(でした。)

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食の好みの移り変わり

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年齢と共に人は変わる。

それは老化による体調の変化もあれば長年の経験による自身の発見によるものもあるであろう。

 

父は晩年寒がりだった。

長野県の山あいの集落、雪は降らぬが冬は底冷えをした。

そんな土地で育った父は私の子どもの頃の記憶では寒さに異常に強かった。

それがある時気付くと『寒い寒い』と口に出すようになっていった。

体調を崩す前からそうだったように思う。

年齢なのであろう。

食の好みも変わり徐々に痩せていき若かりし頃の写真の父に近づいていった。

 

そんな父を今思い出している。

まだまだ父の亡くなった歳には遠いが、いろんな自分が変わっているのが分かる。

 

まずは体力が落ちている。

でもこのことには早く自覚するべきだと思っていた。

自覚を持ってそれなりに生活する方が急にがたが来ないだろうと思っている。

 

そして食の好みが変わってきた。

だいぶ前からコテコテしたものは食べたくないのでは無く、少しでよくなった。

自分で作るものも同じだ。

中華よりも和食に移ってきた。

 

以前はかたくなに口にしなかった甘いモノを食べるようになった。

飲む酒が醸造酒よりも蒸留酒が多くなってきたことばかりではないと思う。

ケーキでも羊羹でも疲れていたら妙に恋しくなる。

これで家内と過ごす時間が増えたから過度の摂取の無いうちは好ましいことなのであろう。

 

食の好みの移り変わりも関係するかも知れないが、以前より腹が立たなくなった。

仕方ない、と流せるようになって来た。

これが良いことなのか、良くないことなのかはケースによるだろう。

でも大きく考えたら悪いことではないと思っている。

 

年寄りくさくはなりたくないが年齢なりの積み重ねは身に付けていきたい。

還暦前、まだまだそんなことを口に出すべきではないと人には言われるが急に変われることじゃない。

食の好みの移り変わりのように時間がかかるものだと思う。

 

この先どんなふうに変わっていくのか、ある程度は自身の意思も影響するだろう。

死ねまで少しの量でいいから美味しい酒を飲み続けたい。

酒の飲み方も変わってきた。

これだけはもっと進化を遂げさせてゴールを目指したいと思っている。