再び稽古お休みのお知らせ
こんな折に自分のことだけ考えているようで恐縮ですが、当合気道阿倍野道場は四月も稽古を休みます。
そんな場合ではない、と思っています。
何も出来る事はありませんが、とりあえず『何もしない事』が出来る事だと思っています。
二十歳で合気道を始め、仕事で、家族の病気で稽古の出来ないことはたびたびありました。
その頃は歳も若く、自分の逆境を逆恨みして稽古がしたくてたまりませんでした。
しかしある時期に、亡くなった市橋師範に言われた『畳の上だけが合気道ではない』という言葉がなんとなく理解できました。
それまでは身体を動かしたいだけだったんですね。
『強くなりたい』は馬鹿でなければそのうち先が見えてきます。
世の中には自分より強い男はたくさんいます。
自分の強くなさが分かってきます。
合気道を続けるのはそんなためじゃないということも分かってきます。
じゃあ、何のために合気道を続けるのかと問われたら『わかりません』。
好きだから、忘れたくないから、それだけです。
本当に好きなことには理由は無いと思います。
『好きと生きるは別物だ』とも市橋師範に言われました。
のらりくらりと好きなように稽古が出来る今を恵まれていると思います。
まるまる二ヶ月、もしくはもっと、お会いせずにまた道場でお会い出来るであろう会員さんたちと再会して、稽古出来る日も楽しみです。
それまでは毎週作ってもらっていた時間をもっと有意義に過ごしてください。
まさに千載一遇のチャンスですよ。
私はそう思っています。
またお会い出来る日まで!
今日はミルクチャイでした。
太り気味、砂糖は抜きでした。