あらためて考える『共生』
家内はきれいなもの、可愛いものが好きである。
女性に限らずそんな方は多いだろう。
可愛いマグカップに可愛いスズメである。
新型コロナの第二波が起きつつあるようである。
収束はあっても終息は無いのかな、と思う。
もともと自然界にあるウイルスを人間が私利私慾で連れて来てしまったものならば人間が何とかしなければならないのだろう。
ワクチン、治療薬が出来る前に人間が共倒れしてしまう前に十分変わってきた価値観をもっと変えなければどうにもならないのかも知れない。
緑の田でタニシを啄ばむ鳥を見ていて思う。
持ちつ持たれつの地球であろうことを。
未開の土地に手を付けた代償は人間皆で払えと動物や植物達は言っているのではないだろうか。
以前はこの田にももっとたくさんの鳥もいて、カエルもいて、昆虫もいたのだろう。
豊年エビやカブトエビを見なくなって久しい。
農薬が蝕むのは私たちの身体だけではない。
今見るのは黒いタニシばかりである。
複雑だった共生は単純になり、見たこともない鳥たちはタニシを啄ばみ辛うじて共生は保たれているのであろうか。
経済最優先はよく理解するが、何かを大きく変えて『共生』を考えなければならないのではないだろうか。
何をどうするのか私にはわからないが、皆がそんな気持ちを持つのが大切なような気がする。
マグカップのスズメ達が黄金色の稲穂の間を心地良く飛び交うことの出来る風景を決して壊して欲しくはない。