スタンディングみや(でした。)

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再び新型コロナの効用

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愛知に向かっている。

新型コロナは愛知でも感染者を増やしている。

東京との人口比で考えると愛知も大阪もまだまだ増加する可能性が大きいのではなかろうか。

地域性を加味して考えなければならないだろうが、行き来のこれだけスピーディで自由な中で地域性はあまり関係ないような気がする。

GO TOも拍車と言うべきか、追い討ちをかけるような気がする。

 

愛知の対応は早く、7月22日付けで母のグループホームからは緊急時以外の面会制限として『お達し』が届いていた。

 

電話で問い合わせると、緊急に当たるからどうぞということで、今新幹線の中にいる。

ひかりに乗っているが乗客は少ない。

 

ぼんやり車窓から外を眺めていろんなことを思い出していた。

『京都』、二十代から三十代建設業界にいていろんな仕事をした。

バブルもあった。

怖い事も悲しい事もあった。

たくさんの人との出会いがあった。

 

『琵琶湖』の周りでもずいぶん仕事をした。

キョーレツな上司と共に、定期券を買った方が会社には得なほど某大学に通った。

 

京都の某セラミック会社の『八日市』工場新設は金も工期も無いなか、会社はステータスだけを求めての工事だった。

北見まで行って工場を建てたが現場の皆さんにご苦労を頂いただけで仕事は途切れてしまった。

 

『琵琶湖』の対岸の市ではいまだにお付き合いしている方の肝煎ではあったが、会社として力不足で仕事にならなかった。

 

米原』では某トラック会社の改修をすべく出向いたが、土地の売買のお手伝いだけをして工事は延期になった。

 

岐阜羽島』には天然の鮎を買いに行かされた。

営業一年生の時だ、ある学校法人の理事長宅まで持参したのだが、初めて会った理事長夫人を上品だなと思いつつもお手伝いさんと勘違いして、上司にエラく怒られた。

 

まだまだ私の記憶は尽きることは無い。

でも、新幹線に乗るたびに思い出しているわけではない。

 

不思議だが、タイミングやその時の心境もある。

今日は睡眠不足解消に寝ようと決めて出て来たから本を持って来なかった。

なのに、寝たらどこまで行ってしまうか不安になったら眠さは引いてしまった。

あとは気持ちに余裕があるのだろう。

 

この新型コロナのおかげで長く母と兄に合わずにいて、3ヶ月ぶりに会った二人は大きな変化は無く困る事は何も無かった。

これまでの時間は何だったんだろうと思ってから肩の荷が降りた。

私ばかりではないだろう。

不謹慎であるかもしれないが気持ちに余裕を持たせてくれた新型コロナは悪い事ばかりをもたらすんじゃないと思っている。

 

こんな気持ちで新幹線に乗るのは久しぶりかも知れない。