食欲の秋
天高く馬肥ゆる秋、爽やかな好天のもと爽やかな時間は爽やかな食とともに流れていった。
料理が好きである。
それと同じくらい美味しいものを食べることも好きである。
当たり前の話である。
食べること好きでなければ作ることに興味も湧かねば努力などしようもない。
美味しいものを食べてその味を堪能しながら、その作り方を想像して自分のそれと何が違うか考える。
そしてそのうち冬が来る。
家にこもって考えてきた事を試すのである。
変わりゆく日本の四季は上手く出来ている。
私の頭を働かせて料理を考えさ、作らせる。
年々、その考えることは変わってくる。
美味いものを食べで至福の時間を得る。
その過程もまた至福の時間である。
今日は八尾の洋食屋さんに家内と行った。
初めて行く街の洋食屋さんだった。
懐かしいような店内の雰囲気と気取らない接客、もちろん満足いく味で素敵な時間を過ごすことが出来た。
次にもつながる幸せな時間であった。
ああ、またやって来た食欲の秋である。