夜の梅田で考えた
昨夜、九時過ぎに梅田を通過した。
もう少し早い時間ならば紀伊國屋書店に立ち寄りたいと思っていたのだが、叶わなかった。
二週間ぶりの夜の梅田だったのだが、人出が少なくて驚いた。
新型コロナウイルスが原因なのだろうが、私の知る梅田ではなかった。
年末年始に向かい不安がよぎるのは私ばかりではないであろう。
メディアではいろいろ言っているが先の見えない不安である。
一番厄介な不安である。
そのほかに仕事や、家庭で不安を抱えている方も多いと思う。
同じ厄介な不安に『漠然とした不安』があるが、頭の中を整理してみるとこれは案外理由が分かり消え失せてしまう。
先の見えないことがはっきりしたこの『先の見えない不安』は頭の中を整理しても先には不安しか残らない。
この新型コロナウイルスで特需の恩恵を受けている一部の世界を除き、大小の差はあれども皆不安の中にいるのだろう。
戦後の復興も震災での復興にしても先には輝く灯が見えたはずである。
それが無いのが辛いように思うが、人間は案外強いものだ。
早く慣れてしまう事だろう。
そして新たに今の私たちの身の丈に合った、価値観を変えての生き方を考えていくのがいいような気がする。
楽に生きていくことを一番に、考えたらいいのではないかと思う。
心が豊かになれば生産性ってのはついてくるものだと思っている。
それからまた先を考えていったらいいように思う。