スタンディングみや(でした。)

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餃子入り味噌汁

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一汁一菜の毎回の食のスタイルを気に入っている。

何かしら汁物があると落ち着く。

 

その中でも一番安堵感を覚えてくれるのは味噌汁である。

そして味噌汁の具材は何でもいいと思っている。

 

思い起こせばもう半世紀も前のこと、台湾の母である黄絢絢さんの滞日中、お母様も一ヶ月ほど渡日された。

 

その際、豊橋の狭い我が家にお預かりした。

毎日母の食事を美味しそうに召し上がっていたのを記憶している。

時々作ってくれる台湾料理は絶品だった。

四人の子供を育て上げた台湾のお母様の料理は美味しかった。

 

それから数年後である。

私が一ヶ月、台北の黄さん達のご自宅に滞在した時だ。

大家族が一堂に会して食事をするのだが、その席で黄さんの甥っ子が出された汁物で文句を言い出した。

どうも同様のスープが続いたようで、それが好きではなかったようだった。

その時、黄さんのお母様は『おばちゃんは日本で一ヶ月ずっと味噌のスープだった』と言い諫めていたようであった。

 

子供心になるほどな、お母様は我慢していたんだと理解した。

台湾料理のスープに味噌を使ったモノもあるようだが、毎日続くものではないのだろう。

大人のお母様は郷に入れば郷に従ったのであろう。

 

本来の味噌汁は出汁や味噌、具材で限り無いのになぁと思った。

職業婦人の多忙な母のは煮干出汁のワンパターンだったかも知れない。

 

一人でも一人分の味噌汁を作る時がある。

具は冷蔵庫にあるモノでいい。

発酵食品である味噌、この発酵食品の摂取量は世界でも指折りだそうである。

そしてこの発酵食品が新型コロナの重症化を抑えているのでは、と発酵学者の小泉武夫先生が書いていた。

欧米ではチーズ、ヨーグルトくらい、日本では味噌、納豆、漬物などとふだん口にする食品にも確かに多いかも知れない。

 

私は豆腐と油揚げ、納豆入りの味噌汁が好きである。

そして、刻みネギと七味を少し。

 

健康を考えているわけではない。

美味しいモノが好きなだけである。

酒飲みはカラダに悪いモノの方が美味いと言う。

それもあるだろうが、カラダに良い美味いモノはたくさんある。

 

寒くなるこれからカラダに良く、美味い味噌汁に好きなものをなんでも放り込み、好みの味噌汁でカラダも心も温かくしたいものである。

 

たまたま冷凍庫にあったスープ用の餃子の味噌汁、残り野菜をたくさん入れて作ればおかず代わりにもなって子供も喜び、お母さんの手間が少なくなりその分会話も増えて一石二鳥かも知れない。