スタンディングみや(でした。)

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当たり前でなかったことが当たり前になること

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新型コロナウイルス関連のニュースに埋もれたしまった出来事はかなりあったのではないのかと思う。

これまで知らなくともよかったことも私たちの耳目に届いていた事にならないだろか。

 

ニューコロナで亡くなった方、仕事を失った方、苦労の現在進行形の方がたくさんいらっしゃるから大きな声では言わないが、悪いことばかりでは無いように思う。

何度も言っていることではあるがそう思う。

 

日進月歩という陳腐な言葉のごとく走り続けた世の中にエンジンブレーキをかけてくれた。

モノを考える時間を作ってくれた。

 

本当の意味での『働き方改革』が進行し出した業種もある。

デジタル化も絡み合って2050年という共通の目標に向けて各業界は多くの意味で変わらざるを得ないであろう。

 

ニューコロナという力技で当たり前でなかったことが当たり前になって行く。

万人に受け入れられる事はすぐには無いかも知れないが、きっと皆が良かったと言える時期が来ると思う。

 

昔々、夜の繁華街に『のぞき部屋』なるスポットがあった。

興味半分に学生時代合気道部の仲間たち、他大学の連中と歌舞伎町のそれに行った。半畳ほどの異空間がそこにはあった。

中心に向かう一壁面からその向こうの女性と接するのである。マジックミラー越しの向こう側はオープンなのである。

 

今考えても不思議な空間であった。

しばらくの間、期間限定でそんな飲み屋があってもいいなぁと思った。肩触れ合ってのあの空間を忌み嫌わねばならない今だからこそ極端に逆なこんなスタイルの飲み屋があったら安心感は保てるだろう。

中心で調理・接客する店主とは直接話できる。その会話は全てオープンで全室の館内放送に流れる。静かに呑みたければスイッチをOFFにすればよい。

 

マスク不要の飲食店舗である。

しばらくの間当たり前でなかった事を当たり前にして呑む酒があってもいいように思う。

保健所認定の『公式お一人様酒場』である。

しかし、こんなのは未来永劫は続かないし、続けるもんじゃないと思う。

しばらくの期間限定である。

 

『のぞき部屋』のように時代に残る文化として残って、あんな事があったなぁ、なんて言える未来が来るかも知れない。