嬉しい知らせ
なんとまぁ、悲しくなるような出来事は日本ばかりか世界中にある。
ニューコロナで一番の死者数を出しているアメリカで次期大統領就任式に備えて州兵が配備されるという。
あんな不思議な人が大統領となれる不思議な国だから何でもありかも知れないけれど暴動を起こせる国民のパワーが大統領に向かわないのも不思議である。
コロナで命を落としてしまった遺族は腹を立てていないのだろうか。
たくさんの日本人も移動することも出来ず、色んな意味での非常事態のなかを不安に生活をされていることと思う。
色んな意味で無事にいて欲しい。
非常にムダな金が動いているなぁ、と他人事でスマホのニュースを眺めながらコーヒーを飲んでいる。
スマホの向こうとコチラの世界、この違いも不思議である。
ポケットの中に世界中の悲喜こもごもと世界で暮らす人たちの喜怒哀楽を持ち歩いて私たちの幸せな生活はある。
不思議ばかりである。
そんななか、久しぶりにスマホに届いた知らせが嬉しかった。
彼が中学生の頃からずっと合気道の稽古をともにして来た。
二十年近くもなるだろうか。
大人しい彼は大学進学前に初段を取り、気が付けばニュージーランドで生活しており、また気が付けばタクシードライバーとなっていた。
忙しいなか、私たちの道場に稽古に来てくれた。
そして、次に気が付くとお父さんになっていた。
今日来たメッセージに『男の子が産まれました』とあった。
籍を入れていた事も知らず、嫡男誕生の知らせであった。
彼らしく、嬉しい知らせであった。
嫌なことばかりでは無い、嬉しい事、楽しい知らせもポケットには詰め込む事もできるようだ。
全てを合わせて平均して考えないとならないようである。
それにしても嬉しい知らせだった。