スタンディングみや(でした。)

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マルセイのバターサンド

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写真の『マルセイのバターサンド』のことを家内が「一日、2個まで」と言っている。

よそ事をしながら耳にしていた、高カロリーか高糖分で2個なのかと思うと、百貨店の出店で一顧客に2パックまでしか売ってくれない、とのことであった。

 

マルセイいわくは、「多くのお客様に召し上がっていただきたい」からとのことである。

客思いの親切な会社とも思うが、こんな商売をやってみたいとも思うのである。

 

北海道には美味しい食べ物がたくさんある、美味しいお菓子がたくさんある。

 

ゼネコン時代、設計事務所時代に北海道まで行く機会がよくあった。

ゼネコン時代では、一日の予定を終えて会社に戻ると上司から「これから札幌まで行ってくれ」と言われ、事務の女性から飛行機のチケットを渡された。

こちらの都合は関係無しである。

そして自転車で料理を運ぶお兄さんのように見積用の図面を抱えさせられて飛行機に乗り込んだ。

 

設計事務所時代では北海道の家具屋さんの設計のお手伝いで何度も行った。

 

札幌がほとんどで、小樽、函館くらいしか行ってないが、どこへ行っても食べるものは美味かった。

中でも感心したのはどの喫茶店に入ってもランチの美味かったことである。

この場合は札幌なら郊外の駅前の方がいいだろう。

 

どこも焼き魚の定食がよかった。

大きなホッケやニシン、小鉢には煮物があった。

熱い汁物と手作りの香物、炊きたてのご飯も美味しかった。

 

上野幌駅前の喫茶店のママが「北海道は離婚率が高くて働く女性が多い」と言っていた。

自立出来る女性が多いから離婚率も高いのか、と思ったりもした。

 

晩にはススキノでニッカおじさんのネオンサインに心浮かされて腹一杯酒を飲んだ。

 

そして帰りの飛行機の搭乗前に昨晩の散財を償うかのようにこのバターサンドを買った。

 

懐かしい平成の時代であった。

懐かしむ私の年齢もあるが、今の制限され自由にならない中から振り返る懐かしさもある。

 

自由にどこへでもいつにでも行き来できる平和に戻って欲しい。

我々の努力でそうなるならば求められる努力をしたい。

数ある私たちの夜の文化を作り上げてきたくれた数々の灯りが永遠に消えてしまわないうちに。