山のクマに見習って
二月も第二週となる。
新型コロナウイルスの行方が気になる。
身勝手ではあるが、出来ればキリのいい期日で緊急事態宣言の解除に持っていってもらいたいものである。
合気道の稽古場所としてお借りしているレンタルスタジオさんとの兼ね合いがある。
堅い事をおっしゃる家主さんではないが、経営する私達としては気になる事である。
罹患されてしまった方、医療現場の皆さんからは呑気な寝言と叱られそうであるが、いろんな方が、いろんな場面でこの新型コロナウイルスの負の恩恵を受けている。
さて、この週末の東京、大阪の人出はコロナは他人事となりつつあるような賑わいだと報道されていた。
こんな事を恐れてか最近はコロナ患者の大変さや後遺症の怖さを意図的なようにテレビで流されていたが、やはり他人事なのであろう。
日本人てのは自分勝手と言うか、自分は違うんだ、と思い込める人が多いのではなかろうか。
喉元過ぎれば熱さを忘れる
それでいて
隣の芝生は青く見える
と、都合のいい人が多いのだと思う。
どうしてあとしばらくこらえる事が出来ないのか私には『不思議』しか頭に浮かんでくる言葉はない。
着実に春に向かっている。
頬に当たる風がそう教えてくれる。
稽古に良い季節となる。
マスク着用で構わない、普通に稽古の出来たあの日常に近い生活をしてみたくなってきた。
だから、フライング無しでもう少しじっと家にいましょう。
山のクマもまだ冬眠から覚めません。
もう少しですよ。
お互いのために。