稽古始めます
再びあいまいな『不要不急』の要請である。
当合気道阿部野道場は今回の大阪府の要請を深く考え、12月の稽古は通常通り行うこととした。
間違い無く『生活あっての合気道』である。
稽古生皆さんの判断で決めてくれたらいいと思っている。
私のやっている阿部野道場の頂く月謝はほぼ賃料となり、ボランティアであり、好きだからやっていることである。
賃貸であるから休むことへの難しさもある。
私たちだけで運営できている道場ではないのだ。
多くを頭に放り込みよくシャッフルして考えると簡単に稽古は休めなかった。
なかなか悩ましい今回の感染症対応である。
こんなことに慣れっこになっている人間は世界中にもいないようで、欧米の惨状がニュースで流れてくる。
私たちの耳目に詳しく届かないだけでアフリカなどの新興国はもっと深刻なのであろう。
よく先の見えない中、小中学校への要請はなされない。
一番三密になりやすい教室で長く時間を過ごす危険性は高くないのだろうか。
万が一の時の先生方の責任を感じる心ってのはどんなものなんだろうか。
私は子どもたちも気になるが、先生が心配だ。
多くの問題を生み出して今までボーッと生きてきた人間に多くを考えさせる。
価値観を変えていく。
そう考えれば、ニューコロナも悪い事ばかりではなさそうである。
思うように稽古の出来ない現状に頭を抱える関係者は多いだろう。
しかし、今を乗り切る事が未来を切り拓く事である。
ここは皆で力を合わせて前進したいものである。
さぁ、これから稽古です。