雨男から解放された今日
このところ豊川の母のもとへ帰る度に雨であった。
最寄りの小坂井駅から母のいるグループホームまで歩いて15分ほど、途中ドラッグストアに寄り道をすると30分ほど歩く事もある。
雨の中は辛い、ずぶ濡れにもなった。
濡れるのも嫌だが歩きながらモノを考えることが出来ないのが辛い。
雨の日はひたすら歩く事しか考えられない。
この地方都市豊川では大阪の街中とは違い歩き目にするモノに心踊らせ考えたり、思い出すことは多い。
雨の中ひたすら歩く道中は辛さばかりであった。
今日の道のりは梅雨の雨のせいか緑は濃くなっていた。
この梅雨時期のものではない乾いた風が猫じゃらしをなびかせていた。
アキアカネが何匹も風に乗っていた。
もうアキアカネか、と秋までコイツらは生きていけるのかと心配しながら母のグループホームへ向かった。
梅雨の中休みであろうか、心休まる一日であった。