スタンディングみや(でした。)

大阪で元気にやっています!

My Personal Weblog

夏は来ぬ

f:id:standingmiya:20190725162339j:image

昨日大阪は暑い一日でした。

青い空と白い雲、夏はやってきました。

梅雨より暑い夏がいいですね。

JR八尾駅近くの渋川神社は夏祭りの準備で夕刻に近い午後には周囲はわさわさし始めていました。

合わせて私の心もわさわさ動き出します。

暑い夏の夜の盆踊りのある夜を思い出した。

以下はいつもの俳句投稿サイトに去年の今頃取り上げられた文章です。

 

 

兼題『踊』おどり

盆踊りは汗をかく。ベタついた肌の気持ち悪さばかりを記憶に残すのは私だけであろうか。五感で残るのはきらびやかな舞台の装飾の美しさや夜の自由を約束される心浮き立つお囃子の音色ではない。気持ち悪く思う皮膚の感覚だけなのである。すれ違いにあたる汗ばんだ腕など最低である。 私はその熟れた暑さから逃れたかったのだろうか。的屋のアニキと友達になったことがある。人の溢れかえるこちらの世界とは別世界な的屋の2人席。「お前、こっちに来てみろよ。」と言われて素直に中に入っていった。大勢の人が往来する中、丸椅子に座り金魚の泳ぐ桶を前にするのは気持ちの良いものであった。それからは母の夜勤の日の出店場所を聞き、足を運び横に座らせてもらった。アニキだったのである。あんなアニキに憧れがあったのだ。でも別れの時は突然やって来た。ある晩私の目の前に母が立っていたのである。近所のおばさんの母への密告であった。身柄確保をされ家で叱られた。何も悪い事した覚えがないと思っていた。しかし、母の涙を見てしまい。アニキとは決別した。 あの裸電球の熱とともに思い出されるある夏の思い出である。