アボカドにハズレが少なくなった事に関して

『アボカド』が好きである。

いつから口にするようになったのか記憶には無い。

子供のころ食べなかったのは間違いない。

学生時代の記憶にも無い。

ということは案外最近なのかも知れない。

とりあえずどちらでもよく、『アボカド』が好きである。

そのままのワサビ醤油もいいが、今私的に流行っているのが写真の冷製パスタである。

アボカド、トマト、玉ねぎ、時々茹で鶏、もしくは生ハム。

パスタは顆粒出汁で茹で上げ、出汁は残さない。

オリーブ油と粗挽き胡椒を絡ませて氷水でボウルと共に冷やしておく。

アボカド他を適当に刻んで味付けはポン酢。

これを冷えたパスタにかけて出来上がりである。

最近の『アボカド』にハズレを見かけなくなった。

質が上がったのか、私の目がこえてきたのかどちらかは分からないが、表面の色が濃く、艶のある太ったモノがいいみたいである。

それでヘタが親指で簡単に外れれば、食べ頃である。

近所のスーパーで最近いつも98円で売っている。

以前はもっと高かった。

ハズレはなおさら悲しかった。

貼ってあるラベルを見るとメキシコやペルーからやって来ている。

はるばる海の向こうからやって来た『アボカド』を美味しく食べてやろう、と私の意気を高揚させる。

高校生の頃、真剣に読み漁ったペルーはナスカの本、地上絵が私の頭の中でまたぐるぐる回り出す。