稽古の無い日曜日
コロナ騒ぎで久しぶりに稽古の無い日曜日だった。
用事を済ませて午後帰った。
家内と近所のスーパーへ行くとなんと『入場制限』を行なっている。
大勢の人が並びスーパーへ入る順番を待っている。
初めて見る光景であった。
私たちは買い物はやめてそのまま帰った。
そして夕方再びそのスーパーに行ってみた。
人は多かったが入場制限は無かった。
店長にどうして、と聞くと『分からない』と返事が返ってきた。
確かにトイレットペーパーとティッシュは無かった。
いろいろ聞くと昨日棚卸しで休みだったのも関係あるようであった。
明日から子どもたちが休みなのも関係あるのだろう。
コロナやら、噂やらが一緒になっておかしな事になったようであった。
店員さんは忙しくて大変そうであったが店には活気があって本来のスーパーらしくいいなと思い帰った。
帰ると裏の農家の方から『若ごぼう』を今年も食べきれないくらい頂いた。
葉はキンピラに茎は薄揚げと炒め煮にした。
稽古をしていない時間にずっと稽古と違う事をやり、晩飯の支度をする。
毎週同じ時間に同じ場所で稽古をする。
それが当たり前のことだとは思うが自分には向いていないことだとつくづく思う。
皆さんから怒られてしまいそうだが責任感だけが私の足を稽古に向かわせている。
稽古が嫌いなわけではない。
ただやりたいことが他にもある。
ただそれだけである。
こんなことをここで書くようでは指導者として失格かも知れないが、たった一度の人生を思うように生きたいという気持ちはいつも心の隅に持っている。