スタンディングみや(でした。)

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ドングリの思い出

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久しぶりにドングリを毎日目にしている。

この写真のドングリは『コナラ』であろう。

私たちが子どもの頃慣れ親しんでいたのは『クヌギ』の実、もっと大きく、ズングリムックリしたドングリだった。クヌギの実はカツラのような帽子をかぶり、コナラはベレー帽をかぶっている。

 

毎年見かけるドングリ、何回見ても嬉しくその後どうするわけでもないのに、ビニール袋に一杯拾って帰った。

『コナラ』をひと回り細くした『シイ』の実もよく拾ってポケットに入れて歩いた。

『シイ』の実は生で食べれる。

栗のような味がする。

家でオヤツを食べて出かけるのだが、いつでも腹が減っていた。

リスのようにシイの実をかじった。

 

家に持って帰ったドングリは誰もが経験したように、ある日ドングリ虫が湧いて出て来て母に強制的に処分された。

 

シイの実のことは母に言ったことは無かった。

私の腹の中でシイの実はドングリと同じような変化を起こしていたに違いない。

タンパク質を増したシイの実は今の私のカラダの一部を作っていると思う。

あの時母に事実を告げていたら、私もドングリ虫の湧いたビニール袋のように母に強制的に処分されていたかも知れない。

 

農家で育った母であるが、虫は苦手だったと記憶する。

今では確かめようもないが。