『適当な量』
たまたま炊き立てのご飯に『ふりかけ』をかけて食べる機会があった。
久しぶりのふりかけは妙に美味かった。
ふりかけをかけながらご飯を食べ進むうちにご飯にかけるふりかけの量に適量があるのがわかった。
ふりかけが美味いのではなくご飯が美味いことがわかった。
ご飯の味を引き立てるのがふりかけであってふりかけの味を楽しむものではないと今さらながら思った。
これは小さな事ながらも発見であった。
人間関係も同じだと思う。
『適当な距離』が大切であり遠過ぎても近過ぎてもよくないが、近過ぎる方がたちが悪い。
かけ過ぎたふりかけのようである。
かけ過ぎのふりかけはそれだけ取り除くことは出来なく後悔とともに箸を進めるしかない。
そして身体に悪い。
人付き合いはストレスが付いてきて当たり前だと割り切れる人間はいい。
でもそうでなければ辛いばかりだ。
『おかず』はものにもよるが、いつもご飯の引き立て役ではないと思う。
『一汁一菜』とは生きていくための食であって、おかずは必ずしもご飯のためではなくていいと思う。
おかずだけ単独でOKな場合もありうる。
そして大抵のおかずは酒の肴になる。
私は熱燗と一緒のカレーが好きである。