堪える寒さで考える
歳を重ねることで寒さに敏感になった。
営業時代あまり寒さを感じることはなく、というより気にならなかった。
冬にコートを着ることもなかった。
営業マンにコートは邪魔なのであるが。
信州の底冷えする山あいの寒村で育った父が晩年に異常なほどこの冬場に寒がっていたのが思い出される。
筋力が落ちて代謝が落ちることが一番の原因のようである。
誰の身体も同じなんだと妙に納得している。
両親の晩年をじっくり見てきた。
それまでは年に一度くらいしか会うことの無かった両親の晩年を二人の病気、兄貴の病気のため、じっくり見てきた。
反面教師である。
死ぬまで働ける事が幸せなような気がする。
必要とされる自身がいることが一番の幸せなような気がする。
心身ともに健康を保ちながら、日々の生活を続けれることが一番の幸せのような気がする。
掲げられた2050年脱炭素社会に向けて世の中がどう変わっていくのか見てみたい。
レベル5まで進んだ自動運転の日本やドローンが運ぶ宅配風景を見てみたい。
まだまだあの世に行くわけにはいかない。
一日二杯の酒を飲み、肴はとくにこだわらず、マイクが来たなら断ってストレス無い生活を送っていこうと思う。