スタンディングみや(でした。)

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記憶の引き出し

大学合気道部の先輩から誘われて俳句を始めて足掛け三年、忙しさを理由に真剣に向き合うことは無かった。

 

書きやすい文章をダラダラと綴り先輩に付き合いをしていた。

しかし、最近始まった夏井いつきのYouTubeを時々目にして奥の深さを感じている。

兼題となる季語を『記憶の再生装置』と夏井いつきは言う。

一つの言葉に対する意味は共通だが、イメージは共通ではない。

だから皆が違う俳句を作る。

 

感ずるところは人によって違うだろう。

たぶん私のセンサーは普通の人とは違うようであるからずいぶん外れてしまうかも知れない。

が、とりあえずスイッチは入った。

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同期の男とLINEでやり取りしててこの写真で手が止まった。

以前もここに登場した写真である。

 

私を俳句の世界に誘った先輩がいる。

大変世話になった先輩があわせて三人いる。

同期が三人いる。

この中で鬼籍に入った男は一人もいないが、この六人が一堂に会することは無いであろう。

楽しかった思い出と、長い人生が頭の中で交錯する。

 

記憶の引き出しは季語ばかりではない、こんな写真であったり、万年筆一本がそれになる。

 

この暑い時期にもう少ししたら引越しをする。

この先を考えて断捨離を併せて考えているが、私の記憶の引き出しはすべて引き出さられ、記憶再生装置はフル稼働するであろう。

大変な引越しの準備となりそうである。

記憶の引き出しを今晩あたりから引き出そうと思っている。