在りし日のトラを思う
トラがあの世に行ってしまってもうすぐ一年になる。
子どもの頃からたくさんの動物と生活を共にし、その最後も看取ってきた。
その経験から付かず離れず、特にネコは互いが同じ空間にいるだけが一番いいと思っていた。
Facebookを目にしていると猫好きたちの集まりがあるのをずいぶん前から知っていて時々覗いていた。
この中の一番上の写真、丸まって寝ている写真をその茶トラ倶楽部に登場させてもらうや、エラく人気が集まった。
猫好きがかわいいと思うネコのようである。
でもこのかわいさの本当は同じ空間にずっと一緒にいなければ分からない。
存在だけでいろんなことを要求し、決して無理強いしてこないトラであった。
もとの飼い主である亡き父がよく『性格の良いネコ』と称していた。
人間同士の付き合いにも通ずるコミュニケーション能力があったみたいだ。
慣れた別れと思っていたが一年近く経った今、『トラロス』が始まりつつあるようである。
この変わりゆく季節が追い討ちをかけてくるような、、