暮れの挨拶
一年お世話になった方へ挨拶に行った。
お付き合いいただき始めて15年は過ぎていると思う。
もともと発注の立場の方、気さくさと人の良さでずっとお世話になっている方である。
身から出た錆ばかりでは無いのだがこの五年間で私の人付き合いはかなりスリムになった。
親だ、兄貴だと家族の介護のことを言い訳にはしたくない。
言い訳をする事なく、付き合い方を変えていった私から離れていった人は少なくない。
人付き合いには金と時間がいる。
使う分何かを削らなければならない。
身も削って、家内に迷惑をかけて来たと思う。
しかし、今ある私はここまでの経験全てから出来上がっている。
見る人によっては無駄な人生と思うかも知れない。
仕方ない、私の性格である。
机上と実際は違う、そう思って生きて来た。
そんなわがままな私の本質みたいなものを見てくれていたのが今日の方だと思っている。
この方を見習い、ブレない考え方を持って来年も頑張ろうと思う。
心斎橋から難波まで歩いた御堂筋も湊町も普段とさほど変わらぬ人出であった。
新型コロナは気にはなるが、身に降りかかって来なければ他人事なのである。
私も含めて皆普通の人間なのである。
だから世の中は普通に保たれているのだと思う。
失敗をして頭を打ち軌道修正しながら生きていく。
それでいいんだと思う。
来年も自分のペースで生きて行こうと思っている。