朝、感じたこと
白々と明ける朝は美しい。
もう何度見たことか、あと何度見れるのか。
朝陽は勇気と力をくれる。
夕陽は安らぎといたわりをくれる。
何度この朝陽に向かってハンドルを握ったことか、ついた先には年老いた両親が待ち、動けぬ兄がソファで私を待っていた。
これが反対に朝陽を背にして進み、夕陽から逃げるように帰っていたらきっと途中で投げ出していたかも知れない。
毎日繰り返される日の出と日没、当たり前で、意識などすることのない自然の営みが実は私の人生に大きな影響を与えていたと今日の日の出を見てそう思った。
自分の中の何かが変わるのが感じられた。