稽古の日、普段の毎日
合気道の稽古の日。
コロナ禍で再々開した稽古の日、まだ全員が復帰してきたわけではないがいつものメンバーでマスク姿で稽古は始まった。
そんな中ではあるが、会員が4名増えた。
小学生低学年のお子さんと、共に始めたお母さん。
別々の中年男性が2人。
狭い道場で賑やかに稽古している。
思うのはやはり皆、閉鎖された社会の中無駄の無い生活には疲れているのではないだろうかということだ。
無駄だらけの私にはこの新型コロナの数ヶ月も忙しい時間が過ぎて行った。
そして、その間に還暦を迎えた。
年齢と共に身体は動かなくなる。
想像はしていたが辛いものがある。
しかし、先輩方も同じ思いをして加齢と共に稽古を続けて来たのであろう。
これを乗り切るのも新たな意味のある私の無駄な時間だろう。
ここに書き連ねるほど真剣に考えているわけではないが、これまでと同じように毎日を送ることが大切だと思っている。
まだ、稽古に戻れない事情を持つ仲間もいる。
稽古の時間のある当たり前の日常が、無くて当たり前の日常に変わっていると思う。
個々の事情はあるだろうが、そろそろこの意味のある無駄な時間を取り戻してもいいのではないかと、私は思っている。