スタンディングみや(でした。)

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寒い朝、そしてランチタイム

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朝から目を覚ますと雪が舞っていた。

『冬来りなば』といった感である。

と、来れば『春遠からじ』と続くのであるがなかなか春の見えないこの新型コロナ禍である。

『明けない夜はない』のと同様に春の来ない冬は無い。

必ずこのニューコロナも収束を迎える日は来るのだろう。

しかし、冬や夜のように時間が解決してくれるものではなく、我々が努力しなければならない事のようである。

 

そろそろ皆が気持ちを揃えて前進しなければならない時が来ているのであろう。

 

もう10年も前になる、父の最期を看取りに介護休職して愛知の実家に帰っていた十二月も寒かった。

広い家で独り寝るのもたまらなく寒かった。

ある朝、明け方にシューシューと聞きなれない音に目を覚まされた。

父が、自身で配管した外付けの水道管が凍結して破裂したのである。

一部が軒に当たり庭に水を撒き散らしていた。

そして軒からはツララが下がっていた。

もう長いこと見る事のなかったツララは朝日を閉じ込め、その美しさにしばらく見とれていた。

 

そして、その時小学生の頃の集団登校中の寒い朝を思い出していた。

兄の手を引き歩く途中、これも破裂した水道管の水が有刺鉄線にかかり朝の陽を吸い込んだ宝石のような氷の粒がキラキラと輝いていた。

 

この時も、十年前もそれだけで心は癒された。

『冬来りなば春遠からじ』といった心持ちだったのである。

 

新型コロナの日常も、普段の日常での辛いこともちょっとした事で乗り越えることは出来るはずである。

ようは自身の見切りと切り替えだと思う。

残念ながら考えても、努力してもどうにもならない事はいくらでもある。

そうなったら考える時間が無駄である。

 

春は必ず来る。

信じて進む、必要なのはちょっとした勇気だけだと思う。